Aluminium Building Construction

情報で作る、質と質感。他では得られない役に立つクリエイティブスキルやITについて分かりやすく解説したい。

【プレゼン】そのスライド、説明書になってませんか?

お仕事で20~30社ほどの企業のスライド資料を見てきました。

その中で結構多かったのが「説明書」みたいなスライドです。

 

最近はやりの「人狼」というゲームがあるので、それのスライド見てたんですが、こんな感じの「もろ取扱説明書やんけ」といわんばかりのスライドでした。

 

みなさんも何か商品を買って、長々と書いてある取扱説明書って読みますか?

 

私は読まないですね。説明書なしで扱えるものが便利だと思います。
iPhoneは説明書ありませんけど、あれはまた別格です。笑)

 

で、この「東京人狼ルール説明」ってスライドの4ページ目を私がリデザインしてみることにします。

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ピクトグラムや、写真を使って説明するとよりわかりやすくなるとおもいますが、今回はあえて図と文字だけにしています。

 

やったことは簡単に言うとこの3つです。

最初に比べたら、ずいぶん読みやすく、読む前の抵抗感(うわぁ長文…読みたくない)がなくなりました。

 

やはり、物事を説明するとなると言葉で説明しようとしてしまいます。
言葉で説明するとどうしても長くなってしまいます。

 

前の記事でも書きましたが、百聞は一見にしかずで、説明よりも写真で見せられたほうがわかりやすいのです。

 

文章を図にすること」は非常に重要です。

まずはスライドに文章だけで書くところから始めていいと思います。

文章の圧縮の仕方も交えた、図まで落としこむ方法(我流ですが)は以下の手順でやるといいと思います。

  1. 補足情報は一旦どこかに保存して削除する
  2. 意味や表現がかぶっているところを削除する
  3. 文章をなるべく短い表現にする、要素に分解する
  4. 体言止めにし、さらに短い表現にする
  5. 順序がある場合は縦に並べる
  6. 並列な要素であれば横に並べる
  7. 矢印や線などで方向、四角オブジェクトなどで領域を表現
  8. 保存していた補足を書き込む
  9. 2~4と同様にして、補足文章を短くする
  10. とりあえず完成

これが役に立つ手順なのかは、私自身では検証しようがないので、なんとも言えませんが、私の脳みそではこの手順は最低でも踏んで、そこからデザイン的な側面に移っていきます。

 

今回の記事を見て、「あ、説明書っぽいスライド作ってるかも…」と思ったあなたは、是非参考にしてみてください。

 

資料作成界隈では「1スライドあたり100文字以下理論」とかもあるみたいです。
(私がリデザインしたのは100文字ちょっとだけ超えてますが、補足文章を消せば下回ります。)

 

完全に読むだけの資料なら補足文章は必要ですけれども、プレゼンでは口頭説明ができますので、補足文章は全部削除してもいいとおもいます。(忘れないようにキーワードを残すのもありです。)

 

【弁明のようなもの】
今回、話題にあげさせていただいたスライドシェアの「東京人狼ルール説明」ですが、普通に説明書だと思いますので、プレゼン用にする必要はまったくありません。これがもう完成形だと思います。
ディスっているわけではありませんので!笑
他のプレゼン用スライドを話題にすると完全にダメ出しになってしまうので、今回はこちらをお借りすることにしました。
投稿者のSho Shirasakaさま、ありがとうございました。